頌栄女子学院_学校案内2024
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卒業生一人一人に「満足できる進路」を与えることが本校における進路指導の大きな目標です。それは、それぞれに与えられたタラント(才能)を活かし、充実した人生に繋げていく「ライフデザイン教育」を根底に置いています。2020年3月卒業宮崎みなみ(東京大学文科三類)受験は団体戦とよく言いますが、高3の一年間は本当に最も多くの人に支えられた一年だったと思います。特に私の受験中のライバルになってくれた友人には感謝しかありません。私は受験が始まって授業がなくなったときにも学校に顔を出し、友人と一緒に勉強をしていました。頑張っている友人を見て絶対に負けたくないと思えたからです。本音で話せたり励みになったりした友人はやはり頌栄生でした。また、学校で声をかけてくれる先生や廊下で挨拶をしてくれる後輩も心の支えでした。感謝しています。また最後の一年で踏ん張れたのは、それまで行事や部活を頑張ってきたからだと思います。部活動を通して得た自分は全力で努力することができるという自信は、受験期に挫けそうな自分の背中を押してくれました。精一杯やってきたからこそ今度は勉強に精一杯になろうと切り替えることもできました。ですから、勉強以外のことも全力で楽しんでほしいです。頌栄で築いた関係や頑張ってきた経験全てが受験の励みになると思います。1人と思わずに頑張ってください、応援しています。「現役大学生の話を聞く会」 「卒業生に受験体験談を聞く会」- 40 -私が受験勉強において1番大切にしていたことは頌栄生活を満喫することです。受験勉強は沢山の決断の積み重ねで、その都度周りに流され過ぎず自分に合った答えを見つけることが不可欠です。頌栄生活を満喫する方法は人それぞれですが、勉強だけではない部活動や生徒会活動、学校行事などに日々全力を尽くすことにより、自然と自分を深く理解できるようになっていくと感じます。また、頌栄生活は勉強面でもとても充実していて、日々の授業や講習に真剣に向き合うことで学力が確かなものになっていくのを感じていました。楽しい学校生活と受験勉強は相反するように思えますが、頌栄において大学受験は、尊敬できる仲間や私たち以上に熱くご指導して下さる先生方と共に乗り越えるまさに「団体戦」で、決して辛く孤独な日々の連続ではありません。頌栄生は皆、どのような状況下でもできることに前向きに取り組み、今を楽しめる強さとしなやかさを持っています。自分の可能性を信じ、仲間や先生方との絆を大切に、頌栄を巣立つその日まで、頌栄生活を全力で楽しんでください。2020年3月卒業金子 眞(慶應義塾大学法学部)

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