ウィンチェスター頌栄カレッジ_WEBパンフレット2024
14/30

いうのが理由です。2017年度は、WSCに入学した8名のうち半数が外部生でした。3月高校卒業から9月渡英までの半年間 ~渡英準備~3月に頌栄を卒業してから渡英するまでの半年間は、頌栄に週3日通い、飯田橋の英語学校British Councilに週1日通いました。主にIELTS試験のWritingとSpeakingの練習をしました。IELTSとは、英検、TOEICやTOEFLEのような英語能力試験の一種です。イギリスはIELTSのみをビザを取るのに有効な試験としているため、イギリスの学生になるためには受験必須です。初めての渡英なので、準備をする上でわからないことだらけでした。しかし、ウィンチェスター大学に2学年上の同じ部活だった先輩がいたため連絡を取り、必要な持ち物やウィンチェスターの気候など、渡英後の生活について事前に知ることができました。準備期間中の授業は週3日ですので、それ以外の時間はアルバイト、習い事、自動車運転免許取得、旅行など、充実した半年間を過ごしました。イギリス生活1年目 ~ファウンデーションコース~渡英後はじめの1年目は大学の学部ではなく、ファウンデーションコースに通います。これは英語を母国語としない留学生のみが通う学部準備コースです。次の年から始まる学部の授業や試験についていけるよう、主に英語でのプレゼンテーションや論文の読み書きを練習します。この1年目に身に付けたプレゼンテーションのやり方や論文の書き方は、2年目以降の学部生活にとても役立ちました。1年間しっかりと準備期間があることもWSCならではのメリットです。ファウンデーションコースは多国籍で、毎年違った国から生徒が集まっています。1年目からウィンチェスター大学のサークル活動に参加でき、様々な学部生と交流できます。私は1年目にダンスサークルに入りました。イギリス生活2年目 ~先生や先輩と相談しながら学部選び~2年目から大学の学部生になります。これは自分の学びたいことを見つけられなかった高校3年生の私がWSCに魅力を感じた点の一つです。WSCの入試は1年に2回あります。高校3年生の11月、または3月に受験可能です。私は11月受験をしました。3月になり、私の他に頌栄の同級生3名の入学が決まりました。13自分が何を学びたいか、どの学部に入りたいかを1年間じっくり考え、先生や先輩方に質問・相談させていただき、実際に大学の授業も見学しながら学部を選択したため、後悔のない決断ができました。ちなみに日本の大学が4年制なのに対し、イギリスの大学は3年制です。ファウンデーションコースの1年と学部3年を合わせた4年間で私は大学を卒業しました。長期休みの過ごし方 ~冬休み、春休み、夏休み4カ月間~長期休みについてもご説明します。イギリスは秋入学ですので、9月中旬に新学年が始まります。3か月間、前期の授業を受けると、クリスマス休暇とも呼ばれる冬休みが12月中旬から1月中旬までの約4週間あります。春休みはイースター休暇と呼び、3月下旬から4月中旬までの約3週間になります。私は長期休みを利用してノルウェー、トルコ、オランダ、スペイン、スコットランド、ポルトガル、イタリアなど様々な国へ旅行しました。冬休みは、成人式の年だけ帰国し、式に出席しました。夏休みには、日本に帰国してアルバイト、ボランティア、インターン、富士登山などを経験しました。夏休みはなんと約4か月間もあります。過ごし方は人それぞれですが、大学の課題を忘れ、好きなことに夏中たっぷり打ち込むことができます。イギリス生活2~3年目 ~大学学部生活~大学の授業は大きく分けて2種類あります。大人数で受ける講義と、10~20の少人数で受けるセミナーです。講義は教授の話を聞くだけなのに対し、セミナーでは発言を多く求められます。グループワークやプレゼンテーションをする機会も多く、初めはついていくのに精一杯でした。成績のつく期末試験にもいくつか種類があります。代表的なものは、論文、プレゼンテーション、テストの3種類です。学部によって試験の形式は異なります。ウィンチェスター大学は留学生が多く、サポート体制が整っています。私も論文を書く際は留学生サポートを駆使し、先生に添削やアドバイスしていただきました。また、試験の中には3~5名のグループで進める課題もあります。グループメンバーとの密なコミュニケーションが必須でとても苦労しましたが、良い経験になりました。大学在学中はなるべく多くの経験をして、様々な人に出会いたいという思いから、サークル活動には積極的に参加しました。1年目のダンスサークル以外に4年間で、インターナショナルサークル、バスケットボールサークル、K-POPサークルの活動に参加しました。バスケットボールサークルでは、土日に遠征して試合をしたり、

元のページ  ../index.html#14

このブックを見る