ウィンチェスター頌栄カレッジ_WEBパンフレット2024
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放課後遊びに行くこともあり、違う学部、学年で友人を作る良いきっかけとなりました。また、頌栄の同級生がウィンチェスターに訪ねてくれることもありました。早稲田大学の国際教養学部に入った友人が1年間スペインへ留学している期間、お互いにイギリスとスペインを訪問し合ったのも良い思い出です。イギリス生活4年目 ~コロナ、卒業論文、就職活動~私は最終学年から大学の寮に入りました。寮は1人部屋になっていて机、クローゼット、ベッド、シャワー、トイレ、洗面所がついています。1人で使うには十分の広さと設備で、快適でした。キッチンは共同で、男女7人でシェアしました。キッチンは同じ寮に住む学生同士のコミュニケーションの場になり、一緒に食事をしたり、ゲームをしたり、課題をしたりしました。大学構内にはコインランドリーがあり、寮で暮らす学生はそちらで洗濯をします。私が4年間の留学のうち、2年半ほど終えたところで新型コロナウイルスの流行が始まりました。日本とイギリスを行ったり来たりするため、ホテル隔離や自宅待機生活を余儀なくされました。授業はリモートになり、時差に苦しみながら日本で夜中に授業を受けた時期もありました。登校しないため、自分で時間管理して勉強しなくてはいけない点は苦労しました。しかし、必要な文献や資料はオンライン化されており、先生方と連絡を取る方法も整っていました。最終学年で卒業論文を書く際は先生とメール、チャット、ビデオ通話などを駆使してコミュニケーションを取っていました。私は日本の企業に就職することを希望したため、日本の大学生と同じように就職活動をしました。新型コロナウイルスの影響を受けたため、面接はすべてオンラインでした。働き始める時期や場所、業界は十人十色です。一緒にWSCへ入学した他の頌栄生3人はみな10月にウィンチェスター大学を卒業し、1人はイギリスに残って働いており、もう1人は先月から愛知県で働き始めました。2021年10月卒業式私は新型コロナウイルスの影響で2021年1月に帰国し、そのまま日本で卒業のための課題を終えました。そして10月、ウィンチェスター大学の卒業式に出席するため、再び渡英しました。ちょうど新型コロナウイルス感染状況が少し収まっている時期で、イギリス入国後の隔離もありませんでした。14ウィンチェスターの街のシンボルにもなるほど大きいウィンチェスター大聖堂で卒業式は行われます。この大聖堂は、普段は入場料のかかる人気の観光地で、世界中から人が訪れています。そんな場所での卒業式に出られたことはとても幸せで、誇りに思いました。一緒に卒業した同期は、それぞれ学部は違いますが、4年間支え合い、苦楽を共にしたため、強い絆が生まれました。ウィンチェスター頌栄カレッジへ進学するメリット最後に、私の考えるWSCに進学することのメリットを4点ご紹介します。メリットその1:早く自立できるまず、何でも1人でできるようになります。私がそうだったように、頌栄生の皆さんは、恵まれた環境で育ててもらっている人が少なくないと思います。ウィンチェスターでは、洗濯、料理、銀行口座開設、スマートフォンの契約、全部1人でやります。日本の大学に進む人達より早く、それらの経験が積めます。メリットその2:ヨーロッパ旅行がたくさんできる次に、日本から韓国へ行くのと同じくらいの時間、労力、費用でヨーロッパ旅行がたくさんできます。4年間の半分程、新型コロナウイルスの影響を受けた私でも、約10の国を訪れ、様々な文化に触れることができました。オーロラを見るという貴重な経験もしました。メリットその3:日本の良いところに気付けるそして、日本の良いところにたくさん気付きます。例えば、ウォシュレットの完備や日本の街の美しさが挙げられます。また和食の美味しさを再発見しました。高校生の頃、ご飯派、パン派、麺派で迷っていた私は、イギリスで生活してから、ダントツのご飯派になりました。“1番好きな食べ物は?“と聞かれたら、“納豆ご飯です。”と即答できます。メリットその4:就職活動で経験が活きるイギリスでの大学生活は就職活動でも役立ちます。留学中はたくさんの苦労や困難にも遭遇します。それらの貴重な経験は他の就活生と差別化でき、企業の方々に興味をもっていただけます。このように、WSCへの進学は、日本の大学へ進学するのとは違った魅力がたくさんあり、自己成長の絶好のきっかけとなります。私は高校3年生の11月にウィンチェスターへ行くことを決めて、本当に良かったと思っています。行きたい学部や大学がある方も、当時の私のようにまだ見つけられていない方も、WSC進学という選択肢を1つの心の余裕として、これからの高校生活を楽しんで送っていただければと思います。

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