ウィンチェスター頌栄カレッジ_WEBパンフレット2024
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イミングで同じ場所に留学する同期がいたこと、先輩方がいらっしゃってサポートしてくださったことで、何一つとして不安な気持ちはありませんでした。やはり、この点がWSCに入学して良かったと思います。イベントマネジメント学科へ進級学部を選ぶ時も、ファウンデーションコースの先生との面談や先輩方のアドバイスを元に決定しました。ウィンチェスターは穏やかで治安も良く、ロンドンに比べて毎日目まぐるしい変化のある街ではありません。そのような環境だからこそ、周りに惑わされず沢山の時間を自分のために使えます。先輩方も私たち36期生も「自分が何に興味があるのか、何をしたいのかを模索する時間」を持つこと出来ていたと思います。学部進学する際には、先輩方のアドバイスを参考にしながら選択することができました。私は、これまで「文化祭実行委員や生徒会などでイベントの企画」の経験がありました。ですから、イベントマネジメント学部への進学が望ましいのではないかと考えました。しかし、将来イベントプランナーになりたいわけでもなく、そのような目先の興味だけで学部を決めていいのかとも悩みました。その際、イベントマネジメント学部に進学された先輩に「授業ではイベントプランナーとしての知識を養うだけでなく、選択授業ではマーケティングやファイナンスについても学ぶ機会が多くあり、商学的な側面も学べる」と教えていただきました。このアドバイスを聞いて他の学部よりもイベントマネジメント学科が自分に合っていると考え、進学を決めました。留学で得た宝私の学部では特にグループでの課題が多く、自然とクラスメイトの輪の中に入ることが出来ました。何よりも他の学部に比べて女子学生が多かったため、話しやすく、つたない英語を話す私にも優しく耳を傾けてくれました。けれども英語を母語とする彼らとはスピードが違うので、苦戦する場面も多々ありました。そのような時こそ自己発信をして自分はグループのために何をするのか、何が出来るのかを考え行動しました。留学生だからと言って成績のつけ方に差はありません。だからこそ、私と組むと成績が下がりそうと思われないように必死でした。最後の学年のグループ課題では、学部内グループ2位の成績を収めることが出来ました。その時は本当にうれしかったです。私にとってこのウィンチェスター留学で一番の宝は、同期です。ウィンチェスター1616での生活で苦しい時も楽しい時も共有して一緒に強く成長しました。異国で暮らしていると文化の違いやハプニングから、思考がネガティブになることがありました。そのような時に彼女たちがいつもポジティブに変換して一緒に寄り添ってくれたので、私は4年間を乗り切ることが出来ました。この生活でポジティブなマインドセットとストレスフリーに行動する力が身に付きました。また、同期たちとは毎年冬と春に周辺の国に旅行へ行き、念願だったオーロラを見たり、世界遺産を訪ねたりしました。イギリスからの旅行だからこそ、日本から行くより安価で行け、英語を使える仲間だからこそ気楽に自分たちで計画し、どこへでも行くことが出来ました。同じ環境で似た境遇で生活し、思い出を共有し、理解し合える、そんな友人はこの留学をしなければ手に入れることは出来ませんでした。新型コロナウイルス私たちは、先輩方と違って新型コロナウイルスの影響で例年とは違う生活を送りました。しかし、それは決してネガティブな影響だけではありませんでした。感染症の初期の時点で、授業は素早くオンライン授業と対面授業の半々へと切り替わり、それに伴って課題内容も変化しました。この対応は素早く実施され、私たち自身も誰も感染することもなく安全に授業を受けることが出来ました。また、アーカイブ配信によって何度でも授業を見返すことが出来たため、留学生が苦戦する授業への理解度は上がったように感じました。コロナ禍での留学生の就職活動私たち36期生の就職活動時期は感染症が蔓延し始めた時期であったため、例年先輩方が参加していたキャリアフォーラムもオンライン化されました。その結果、世界のどこにいても面接を受けることが可能となり、その期間も延長されました。留学生には、新卒としての就職活動チャンスが2度あります。卒業年の10月入社のタイミングと翌年の4月です。私たちの場合、卒業論文の提出と重なる就職活動を自宅で同時進行することが出来ました。面接も例年の先輩方より多く受けることが出来たのではないかと思います。また、私の場合は最終学年の後期の授業を日本から受講できたため、日本での就職活動もしっかりと行うことが出来ました。面接では大学生活で何をしてきたのかを聞かれ、自分にどんな力があるのかをアピール、そしてその会社と自分がマッチすることを提示することがカギとなります。最初は、自分にそのような話が出来るのかと悩みました。イギリス生活では時間

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