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中学2年 社会(地理分野)の授業

本校の社会科の授業では考える力の育成を重視し、11台がもつタブレット端末を活用した授業づくりに取り組んでいます。

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中2地理の授業では、様々な工業を分類する活動を行いました。分類の基準は、生産するために技術が必要かどうか、生産するために大規模な設備が必要かどうかという2つです。次の写真のようなグラフをタブレット端末で見せあい、考えを発表してもらいました。

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2つのグラフを比べて、自動車産業の位置について生徒は考えました。技術が必要だと考えた生徒は、様々な部品があるし、オートブレーキなどの最先端の技術も使われているという意見を述べました。他方で、技術は不要と考えた生徒は、東南アジアなどでの組み立てが増えており、技術力はあまり関係ないのではないかという意見を述べました。地理の資料集では、自動車産業は技術と設備の両方が必要な産業に分類されている(グラフの右上に位置する)ことを確認しつつ、自動車産業の技術が当たり前のものになっていけば分類は変わる可能性もあると教師から説明しました。産業の特徴をただ覚えようとするのではなく、自分で特徴を考えることが大切というメッセージを受け止めてくれたと感じています。(中学2年 地理担当)